
バガスターナ(現在のイラン西部のビーソトゥーン)は、メソポタミアからエクバタナへ至る幹線道路沿いの泉の上にそびえる石灰岩の断崖である。ダレイオスはここに、ガウマータと反乱王たちに対する勝利を浮彫に刻ませ、3つの言語による長大な碑文を添えた。これは彼が王位を得た経緯を伝えるペルシア側の最も詳細な記録であり、近代には楔形文字解読の鍵となった。
ゲームでは: 第3レベルでは、バガスターナを王の浮彫碑が断崖に刻まれる場所として描いている。このレベルの舞台は紀元前522〜521年だが、彫刻が始まったのはおそらく勝利の後の紀元前520年頃で、その後数年かけて拡張された。

王の道に沿う神々の地
古代の記述この名はおそらく、再構された古代ペルシア語のバガ・スターナ、すなわち「神々の場所」に由来する。クテシアスに拠ったディオドロスは、この山をバギスタノンと呼び、偉大な天空神のギリシア名であるゼウスに捧げられた聖地だと述べている。崖はバビロンとメディアの都エクバタナを結ぶ往来の多い道沿いにあったため、その道を行く旅人たちは、少なくとも下からはこの記念碑を目にしたことだろう。
Diodorus 2.13

ダレイオスと縛られた王たちの浮彫
同時代の記録平原から約60メートルの高さにある浮彫には、倒れたガウマータを足で踏みつけるダレイオスと、その後ろに弓と槍を携えた2人の従者が描かれている。王の前には首を縄で繋がれた反徒の王8人が立ち、上空には有翼の像が浮かぶ。立ち姿の9人目の捕虜、サカ人スクンカは、紀元前519年頃のサカ遠征の後に付け加えられた。その像を彫ったことで最初のエラム語碑文の一部が損なわれ、碑文は近くに彫り直された。
DB; R. Schmitt, The Bisitun Inscriptions of Darius the Great: Old Persian Text, 1991

3つの言語と帝国各地の写し
同時代の記録碑文はエラム語、バビロニア語、古代ペルシア語で残っている。そこには、ダレイオスがガウマータを殺し、彼自身の数えるところでは、ガウマータを含む9人の偽りの王をわずか1年のうちに打ち破った次第が記されている。§70で彼はこの文書を諸州に送ったと述べており、実際にバビロンでは石に刻まれたバビロニア語版の断片が見つかり、エレファンティネからはパピルスに書かれたアラム語版が伝わっている。ヘンリー・ローリンソンは1835年から1847年にかけて崖の碑文を書き写し、これが学者たちによる楔形文字の解読を助けた。
DB §70; J. Greenfield and B. Porten, The Bisitun Inscription of Darius the Great: Aramaic Version, 1982

文字と物語をめぐる論争
係争中DB §70でダレイオスは、新たな書記法を作ったと述べている。古代ペルシア語の文章がエラム語版とバビロニア語版の後に付け加えられていることから、多くの研究者はこれを、古代ペルシア語楔形文字がこの碑文のために考案されたことを意味すると解しているが、異論もある。ダレイオスもヘロドトスも、彼が殺した男を、キュロスの息子バルディヤ(ヘロドトスはスメルディスと呼ぶ)を騙ったマギの一人としている。一部の歴史家は、その男こそ本物のバルディヤであったと考えており、そうであればこの碑文は簒奪した王位を正当化するための弁明ということになる。
DB §70; Herodotus 3.61; P. Briant, From Cyrus to Alexander, 2002

山に臨むセミラミス
後世の伝説ディオドロスはクテシアスに拠って、アッシリアの女王セミラミスがこの山の麓に陣を張り、泉のほとりに庭園を造り、百人の護衛とともに自らの像を崖に刻ませたと述べている。この話は半ば神話的な東方の女王をめぐるギリシアの物語に属し、信頼できる史実ではない。だがこれは、クテシアスが著述した紀元前400年頃には、ギリシアの著述家やその情報提供者がもはやこの浮彫をダレイオスと結びつけていなかったことを示唆している。
Diodorus 2.13
出典
- Darius I, Behistun inscription (DB)
- R. Schmitt, The Bisitun Inscriptions of Darius the Great: Old Persian Text, 1991
- J. Greenfield and B. Porten, The Bisitun Inscription of Darius the Great: Aramaic Version, 1982
- A. Kuhrt, The Persian Empire: A Corpus of Sources from the Achaemenid Period, 2007
- P. Briant, From Cyrus to Alexander, 2002
- Diodorus 2.13; Herodotus 3.61